米作りの現場から〜稲穂が実になる時期
2025/08/22
稲穂が揃い、これから実りの時期へ ― 気になる天気と注意点
田んぼ一面に広がる稲穂が、いよいよ揃って受粉を終えました。ここからは、米づくりにおいて最も大切な「登熟期(とうじゅくき)」に入ります。実が入り、少しずつ重みを増していくこの2週間が、収穫の質を決めるといっても過言ではありません。
実が固くなるまでの重要な時期
稲は受粉後、約2週間で乳白色の柔らかい状態から、デンプンを蓄えてしっかりとした粒に成長します。この時期の天候が、粒の充実度や品質を大きく左右します。
特に、高温や乾燥、強風や台風は大敵です。日中の気温が35度を超えると、米の品質に悪影響を及ぼし、「白未熟粒」や「胴割れ米」が増えるリスクがあります。
今年の天気予報と心配な点
予報では、彼岸まで35度を超える猛暑日が続くとのこと。例年にない高温が続けば、稲がうまく登熟できず、粒の中身がスカスカになる恐れがあります。また、台風シーズンも本格化。強い風や大雨で倒伏すれば、刈り取りにも影響します。
今できる対策
・田んぼの水管理を徹底し、乾きすぎを防ぐ
・倒伏しやすい田んぼでは、早めの補強や排水対策を検討
・天気予報をこまめにチェックし、台風時の準備を整える
自然との付き合いはいつも難しいもの。けれど、こうした不安を乗り越えて収穫を迎えたときの喜びは、何ものにも代えがたいものです。あと少し、稲と一緒に頑張っていきたいと思います。