米作りの現場から〜高温対策ドローン
2025/08/09
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8月上旬、連日猛暑が続く中、稲作において稲穂の高温障害への対策が急務となっている。特に日中の気温が35度を超える日が続くと、稲の登熟不良や白未熟粒の発生といった深刻な被害が懸念される。そのため、早朝よりドローンを活用した栄養剤の散布を実施した。
この日は朝5時から作業を開始。まだ気温が上がりきらない時間帯を狙い、効率的に圃場全体へ均一に散布を行った。使用したのは、高温ストレスに対する耐性を高めるカリウムやアミノ酸を含む葉面散布用の液体肥料である。ドローンの高精度な飛行制御によって、短時間で広範囲の散布が可能となり、作業の省力化にも大きく貢献した。
また、ドローンによる散布は人手による作業と比べ、地表面への踏み込みがないため、稲に対する物理的なストレスも最小限に抑えられる。加えて、リアルタイムで圃場の状況を確認できるため、異常の早期発見にもつながる。
今後も高温が続くと予測されるため、継続的なモニタリングと対策が求められる。ドローンを活用した新しい農業技術が、気候変動に対応した米作りの大きな武器になると実感した一日であった。
自然が相手の米作り、毎年の変化に対応するしかありません。