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米作りの現場から〜稲刈り後の現場

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米作りの現場から〜稲刈り後の現場

米作りの現場から〜稲刈り後の現場

2025/11/17


稲刈り後の“籾殻焼き”と、私たちの選択

いま、日本の米づくりが揺れている

稲刈りの季節が終わり、田んぼには籾殻が残ります。
一般的には、籾殻焼きを行い、田んぼを整えて冬を迎える農家さんが多いのですが──

うちは、あえて焼きません。

理由はシンプル。
冬の間、雑草が土の栄養を奪わないように、稲刈り後に大きく耕し、そのまま自然に任せるため。

籾殻も、稲わらも、すべて次の年の土づくりの大切な資源。
焼かずに生かすことで、土の中の微生物がゆっくりと分解し、春にはふかふかの土へと戻っていきます。

今年のお米は「高値」。それでも農家は困っている矛盾

今年は、お米の価格が上がりました。
一見、農家にとって嬉しいニュースのように見えます。

しかし──現場では全く逆のことが起こっています。

買い取りを行う業者が、
「仕入れる資金がないから、刈り取るな」
と農家に指示を出す異常事態。

実際に刈り取った農家でさえ、
「買い取れない」
と言われ、行き場を失った米が山積みになりつつあります。

価格は上がった。
でも、お米は売れない。
農家は収穫しても収入にならない。

この矛盾を、いま現場の農家が静かに、しかし確実に苦しんでいます。

日本の米は、この先どうなるのか

お米は日本の主食であり、田んぼは地域の自然環境を守る大切な存在です。
しかし、いまの流れが続けば──

・高齢農家の廃業
・耕作放棄地の増加
・国内自給率の低下
・国産米の安定供給の崩壊

こうした未来が現実のものになりかねません。

農家は、ただ文句を言っているわけではありません。
国の食を守り、土地を守り、未来につなぐために、毎年田んぼに立っているのです。

私たちは、これからも“育て続ける”

うちは籾殻を焼かない。
土を守り、来年の米づくりにつなぐために、自分たちにできることを積み重ねています。

農家の力は小さいかもしれません。
けれど、一軒一軒の田んぼが日本の食を支えているのは確かです。

だからこそ、これからも丁寧に、お米を育て続けます。

そして、もしあなたが日本の農家を応援したいと思ってくれたなら──
国産米を選ぶこと
それだけで、私たちの背中を強く押してくれます。

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